ベトナム旅で気づいた「前進感覚と幸福の相関、あるいはFIREと病み」について。
ベトナムのホーチミンに行ってきましたー。
そこで学んだこととか、気づいたことをすこしまとめてみます。
・ベトナム人が若さを維持できるワケ
現地の方とすこし話した時に言っていて驚いたのは、「ベトナム人はだいたい18歳とかで結婚出産するよー」と、さも当然そうな顔をして言っていたこと。
さらに、その人が言うには、50年前のベトナム戦争をしていたころは、13歳とかで結婚出産をするとかが当たり前で、兄弟10人とかも当たり前だったそうです。
ちなみに、ぼくがしゃべった方は30歳の女性で、「あなたは兄弟何人いるの?」と聞いたら「私は少ないよ、4人兄弟。」と言っていて、4人兄弟でも少ない方なんだ…とかるくカルチャーショックを感じました。
ベトナムの平均年齢は約31歳〜33歳くらいだそうで、日本の平均年齢49歳(4人に1人が75歳以上)と比べても、「とても若い人が多い国」です。
若い人が多いということは、それだけ働き手が多いということであり、働き手が多いということは、それだけ経済も発展し、これからどんどん伸びていく国というのを現地の雰囲気からも肌で感じました。
ホーチミンは、ローカル感あふれる場所と、ヨーロッパ風の建物や最新の都会的な雰囲気のある整備された居住区とが混在しており、いままさに成長、発展している都市という感じがひしひしと伝わってきます。

独立を象徴するようにベトナムの街中は
国旗を高々と掲げられているところが多く見られた

これだけ見ると以前行ったイギリスの景色かと思ってしまうほど
ただ、現地の方が言ってたのは、みんなが出産しすぎるから政府が「子供は2、3人まで!それ以上産んだら罰金!」みたいな制度を作ってるらしく、すごいマジで日本と真逆じゃんと、これもまた驚きでした。
・ベトナムと日本、どっちが幸福か。
若い人が多い、人口が増加傾向にある、これから右肩上がりに上がっていく国は、なんだか明るい雰囲気があり、「これからもっと僕たちはよくなるんだ!」という空気感がある国は、それだけで居心地がよく感じられました。
一方の日本はというと、若い人が少ない、人口が減少傾向、超高齢化社会、物価は上がり給与は上がらない、という環境で、みんな死んだような目をして電車に乗り、長時間労働を強いられる。
日本に、とくに日本の都会に不幸そうな人が多いのも納得で、これは「日本人が」というより、いまの日本という環境がそうさせていて、国の未来にあまり明るい希望を感じられていない人が多いとこうなるのだろうと感じました。
日本は発展している先進国で、ベトナムよりも豊かな国ですが、幸福度ランキングはベトナムより下です。
そう考えていくと、人の幸福感というのは「今現在豊かかどうか?」よりも、「いま私は良い未来に向かって進んでいるか?」の方が、幸福度に強く依存するのでは、という相関が見えてきます。
・幸福とは現在ではなく未来にある
これは、ぼく自身も実体験として非常に覚えがある感覚で、大学生のときに起業して事業が右肩上がりに伸びていき、昨年よりも年商が上がり、資産が増えたり「調子がいい、右肩上がり」というときは、何も不安なんて感じずにただ一直線に前だけ見て走っていける。
仮にそのときはまだ貧乏で、質素で不自由な暮らしをしていたとしても、「右肩上がりである」「良い未来に向かって、自分は確実に前進しているんだ」という感覚が得られているときは、それだけで幸福度は実はけっこう高い。その当時は気がついていなくても。あとから振り返るとこう思う。
会社売却とかした経営者が、「アパートの一室で、段ボールの上にPCを置いて、仲間と深夜までああでもない、こうでもないと話し合っていたような時期が、一番よかった」とか語る人が多いのも、そうです。
一定の経済的成功を収めて、事業も落ち着き、資産を構築し、「守る、今より悪くならないようにする」というフェーズに入ると、途端にしんどくなる。楽しくなくなる。将来を不安に感じたり、何か新しいことを始めなきゃいけないのでは?と焦りを感じたり。
いまの自分の経済や生活がどれだけ豊かであったとしても、「停滞、右肩下がり」というのは、精神衛生上あまり良くない。
だから、いまある資産を守るだけ、もしくは徐々に減らすだけで前進を感じられない完全リタイア(ファットFIREと呼ばれる)という生き方を選ぶと、意外と病む人が多かったり、暇や退屈に耐えられなくなったりする人が多いのだと思う。
ぼく自身も、お金を稼げば、資産があれば、お金の不安や労働から解放されて、人生あがって、いまよりもずっと生きやすくなるはず!と思って頑張ってきていたけれど、実際に達成してみて「どうやら間違っていたらしい」ということに気がついた。完全FIREして仕事を一切しないというのは、普通の人にとっては特別ハッピーなことじゃない。
人は状況を改善したり、成長したり、挑戦したり、前進したりする「過程」に喜びやポジティブな感覚を得て、状況が良くなってそれを守ろうとか、悪くならないようにとか「停滞、衰退」を感じると、不安・焦燥・ネガティブな感覚に苛まれる。
こうやって整理してみると、案外シンプルですね。
もしこれを読んでいるあなたが、これからビジネスを頑張りたいとか、資産を築いていきたいと思っているなら、その過程こそが一番ポジティブな楽しい道のりだから、ぜひ楽しみながら進んで欲しいのと。結果を得たら幸福になるんじゃなくて、前進したり挑戦するから幸福感を感じられるというのがあるというはぜひ、覚えておいてほしいなと思います。
現地で何したのかとか、どこいったとか、もうちょいプライベートめな話は「月刊:一条ぎん界隈」のメルマガでまたシェアしたいと思います。界隈メンバーはお楽しみに。
では。では。